
一つの形式に整理された大規模な多施設ICUデータベース
ICU の診療記録は、医療機関ごとに異なる電子カルテシステムに記録されているため、複数の病院のデータを用いた研究を実現することは容易ではありません。
メディキューは、日本全国の病院で記録された医療データを自然言語処理の技術を用いて標準化し、一つの形式に統合された大規模データベース “OneICU” を提供します。
OneICU では、1分に1回測定されたバイタルサイン情報に加え、ICU での治療介入に関する時系列データや、重症度スコア、退院時転帰など多様な情報を保有しています。
データベースでは匿名加工情報のみを扱っているため、どのような研究者の皆様にも安心してご活用いただけます。
緊急度と重症度が高い救急・集中治療領域では、刻一刻と変化する患者様の状態を詳細に評価し、適切な治療介入を行うことが必要です。このような状況下で「エビデンスに基づく安心できる治療」を実現するためには、分時バイタルサインを用いた細かな粒度の医療データを分析する研究を行うことが必要です。メディキューは、大規模かつ詳細なデータベースで医療従事者の皆様が直面する臨床疑問を解決し、救急医療・集中治療の発展に寄与します。